今回も過去にコラムで書いた内容を振り返ってみます。

当時、巨人が直江、山下両選手を育成選手にした件で「他チームに獲られていい存在だったのか?」と疑問を呈したのですが、まさか本当に獲られる覚悟をしていたとは思ってもみませんでした。山下選手は昨シーズン終了後に打診された育成再契約を断り自由契約になった結果、社会人野球入りしたのです。つまり「他チームに獲られなかった」んですよね。

素直に受け取れば、一昨年に育成選手にした巨人の判断は正しかったことになります。他チームに獲られないくらいの価値なんだから育成選手としての契約は妥当であると。(ただし直江選手に期待する当時の原監督発言は未だに不可解)

それにしても、なぜ他チームは山下選手を「獲らなかった」んでしょうか?
まさか「獲れなかった」わけじゃないですよね?

トライアウトの結果が平凡とか、パワー&機動力不足だし守備位置が外国人と被って使いにくいとの評価もありますが、天性のバットコントロールを持つ22才がそんなに魅力ないですかね?ドラフトで大卒を指名するよりよっぽど確実性が高いと思うのですが。もし獲らない理由が「球団の指示に従わない選手は扱いずらい」なら悲しいですし、ましてや全チームが示し合わして・・・なんて想像もしたくないです。

チームの補強方法の一つとして「実績のあるコーチの招聘」と書いたのですが、昨年オフに98年優勝メンバーを多数呼び戻しコーチ陣を一新したのは本当に驚かされました。もちろんコーチが変わったからって即優勝とはなりませんが、真剣にチームを良くしたいという球団の熱意は存分に伝わりました。

新コーチ陣とは数年かけて交渉してたとの談話があることから、昨年はまだ改革前の過渡期であると球団は認識してたわけでハナから成績度外視で監督を場慣れさせる一年と割り切っていたのかもしれません。なんなら監督に責任を負わせないように、わざとフロント側の失敗を演出したとかね?いや、さすがにそれは考えすぎか。

とりあえず昨年とは打って変わって今年は期待感がハンパないです。勝手な推測ですが、98年優勝メンバーは勝つために選手を叱れる人たちでしょうから覇気のない選手は淘汰されチームに良い緊張感が生まれると思います。一歩間違えると内部不和が発生する怖さもあるのですが何もアクションしないよりは確実に前進するはず。今からキャンプスタートが楽しみです。

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