日本プロ野球におけるFA制度は「両チームの合意なきトレード」でしかないと思う。
「人的補償」という単語も、また何とも言えぬイヤな響きが残る言葉だ。

FA導入で、プロ野球選手として大金を稼げるようになったのは夢があっていいけれど、 ぼくのだいすきなぷろやきゅうは、年が経過するとともに魅力が薄れている。

そこで、また突飛なアイデアを考えてみることにする。
クラウドファンディング制度なんて、どうだろう?

一軍で8年頑張った選手に得られる権利として、FAの前に希望報酬額の宣言が可能とする。
で、その希望額をファンから集めれば残留、というルールなら、少なくとも報酬目的での移籍は発生しないんではないか?
希望額に達しなければ、ファンはそれほど残留を望んでないことがわかるし。

もし、報酬は問わない、優勝したい、出場機会がほしい、という目的の場合は、所属チームの努力不足ってことで、もう補償なしで移籍でも良いと思うよ。
まあ、引き抜きの裏金が完全否定されないと難しいけどね。

結局何が言いたいのかというと、そもそもFAは選手主導型自由契約なんだから、補償という概念はおかしいだろ、ってこと。
プロ野球は興行だから、どうしても戦力均衡を保ちたいんだろうけど、戦力均衡してない王、長島時代も人気あったわけだし過剰に守らなくてもいいんじゃね?

やっぱ日本プロ野球は昔のようにフランチャイズプレイヤーが多い方がいいなあ。(回顧主義)