冬の布団は悪魔のように気持ちがいい。出られない。起きれない。
ただ、これは少し間違っています。

春は、春眠暁を覚えず、と言いますし
秋は、睡眠の秋、と言います。
夏とて、寝る子は育つ。

ようするに、春夏秋冬、四季折々、起きれないものです。
私見ですが、全人類の8割以上は、起床に悩んでいると思います。

目覚し時計を複数個用意しました。
さまざまな友人知人に、「起きること」についての助言を求めました。
目を開けたら、布団の中で、体を動かして血行を良くするとか。
毎朝やるべきことや、起きたくなるようなイベントを用意するとか。
指定時間にパソコンを起動し、朝の用事を音声で読み上げるソフトウェアを作ったりもしました。

でも、これらの試みは失敗に終わりました。
なぜでしょうか。

起きた時、人は全てを忘れているのです。
そして、なかなか思い出せない。
頭がまだしっかりしていない。
思い出すことを拒むのです。

私には備わっていないメカニズムで自立的に起きれる人間を除き。
大抵の人は、会社や学校に起こしてもらっています。
もしくは、お母さんという優れた人物によって。
これらは、問答無用、という状況を生み出します。

起きることにとって、問答無用が強力なツールなのは知っています。
しかし、何とか自立的に起きる夢を捨てきれていません。
チャップリンの映画に登場する全自動生活マシーンは いつ実用化され、お手ごろ価格になるのでしょうか。

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