「打率」に思うこと

あるプロ野球チームに、2人の助っ人外国人野手がいることを想像してください。
守れるポジションは、2人ともファーストとレフトのみ。2人とも70試合経過時点での成績は100打数25安打でホームラン5本、守備走塁は下手、とお考えください。

そして、とある金土日の3連戦、2人ともスタメンで出場し、打順もポジションも交互に変えたので打撃に影響がなかった、という前提です。

ここで極端な結果を提示します。
助っ人Aは、この3連戦、12打数12安打と驚異的な成績でしたが、ことごとく打球コースに恵まれた結果で、会心の当たりは1本もありませんでした。
一方、助っ人Bは、結果的には12打数ノーヒットでした。しかし、全ての打球が痛烈な当たりで、野手の正面やファインプレイに阻まれた結果だったのです。

そんな中、次の火曜からの3連戦で、.320 20本のファーストを守る主力外国人野手がスタメン復帰することになりました。

さて、プロ野球ファンの皆様は、もし自分が監督だったら、上の状況で火曜からの試合、2人の助っ人の使い方どうしますか?

もちろん一軍にいる他の外国人選手が、先発かリリーフか、はたまた野手なのか、各々のこれまでの実績を考えての外国人枠の問題が絡みつつ、スタメンで外野を守っている日本人選手の状態などで、その判断は大いに変わると思います。

ただ、週末の3連戦後の成績だけ見れば、助っ人Aは112打数37安打で.330、助っ人Bは112打数25安打で.223になるので、試合を見てないファンは、
そりゃ次の3連戦は助っ人Aをレフトで使え、ってなりますよね?なんなら試合見てたファンでも、助っ人Aは実はヒットコースを狙って打ってるから打球の強さは無関係、とか、助っ人Aの運や流れがチームに良い結果をもたらす、とかおっしゃるかな、と。

でも、これで助っ人Bが次の3連戦で使われないどころか、チーム構成次第では二軍に落ちる、まであり得るのが、すごくもったいないと思うんですよ。

こんな状況を少しでもなんとかしようという指標がBABIPだったりするのですが、シンプルな指標とはいえ「打球は運」というのは前回も書いた通り極端な気がしますし、ソフトバンク内川選手のような本当に狙って打てる打者が不利だったりするわけで。

で、いつもの極論な指標案を提案しますと、例えば、打率の計算式に、一定以上の速度の打球には+0.5安打してみてはどうでしょう?
なんならいっそ、昨年のソフトバンク柳田選手のサヨナラヒットみたいな一定以下の速度の打球は、逆に-0.5安打しちゃいますか?

ええ、ご指摘されなくても、一定以上の速度の定義が難しいとか、10割超えるぞ、とか穴だらけ指標であることは百も承知ですが、そもそも「打率」って指標は怖いもんで、打率1割台の打者、というだけで、シーズン当初以外は舐められる傾向にあるのが、どうにも違和感があるんです。打率1割台でも、控え捕手のそれと、西武のおかわり君では感覚的に違いますよね?


以上、主力が皆ケガしてて、スタメン選手の打率が見るに耐えない状況の時に思ったこと。
今年の横浜は相当BABIP負けしてる気がしている今日この頃。







AME