マスターアップつれづれ


マスターアップの季節がやってきました。
念のためマスターアップという言葉を説明しますと、 ゲームを完成させること、あるいはその締め切り時期を指します。

今回も大変な感じです。
ようやく落ち着いてきたと思っていて、だからこそ風呂を書けるわけですが、 まだまだ大きなバグ(不具合)がやってくるかもしれません。

修羅場を越えてリリースするたびに、 次こそは先手先手で左うちわの体勢に持っていこうと思うのですが なかなかうまく行きませんね。
素直に嵐に備えております。


実際、最後の最後ぐらいで思わぬバグが発見されることは多いです。
当たり前の話なのですが、リリース直前が一番完成度が高いわけで、 潜んでいたバグが発見しやすいんです。
綺麗な町だと空き缶がひとつでも目立つのと一緒ですね。

バグだけじゃありません。
機能の調整や、時には新しい機能の追加も発生します。
それによって完成度がぐっと高まるなら、入れたいと思うのが制作者というものです。

想像はつくと思いますが、この時期の修正はリスクが高いので、 直しを命じるほうも、実際に直す人も緊張感が高いです。
直したい気持ちは当然のこと、 直そうとして失敗したものが世に出てしまう可能性を思うと、直したくない気持ちもあります。
ディレクターと開発者がリスクを検証し、修正の判断をします。


緊張感が高い状態では、集中力も生まれますが 同時に不注意も生まれやすいです(車の運転を想像してみてください)。
コミュニケーションも良く言えば率直、悪く言えば荒れがちになります。

個人的には、集中するとミスが出やすくなるので、 できるだけ平静を保つようにしようとするんですが、完全に平静でいられるには程遠い感じです。


週連載の漫画や新聞の現場などは、もっと緊張感が高いと想像します。
平静タイプの職場ってあるんでしょうかねえ?
あったら見てみたいけど、本当にあったら気持ち悪いだけかも・・・。




てんと