今回は自分の仕事柄から、グラフィックのお話を。

テレビゲームで扱うグラフィックは、ドット絵やポリゴン数に制限がある3Dなど出版業界※1や映画業界に比べるとファイルサイズの小さなデータが多いです。※2
ウェブデザインに比べれば大きなファイルサイズのデータが作れるのですが。
テレビモニターで出力する際に文字が読めるようにすると、長い文章を表示するとそれだけで画面が埋まってしまい、ゲーム機の性能が上がっても、テレビモニターを使う限りは画面のレイアウトに制約をうけます。(日本語、特に漢字はある程度大きくしないと読めない)
また、3Dゲームでも町並等や沢山の人々を表示しようとすると一つ一つのポリゴンの割当数が少なくなり、最新のゲーム機でもムービーを作る感覚ではポリゴンオブジェクトを作れません。

自分は学生時代、デザイン会社でバイトし※3、専門学校では3Dムービーを作っていました。
ファイルサイズの大きなデータを使う作業の多かったため、その制限に少し戸惑いました。
制限を疎ましくも思っていましたが、何かを造り出す時には何らかの制約がつくのは当たり前です。
厳しい制約があることによって、より良い物が作れたりすることもよくある話です。
ウェブデザインなどは、厳しい制約と自由な風潮がうまくブレンドされているのでしょう、数年でで見違える程のデザイン面の発展がありました。
ファイルサイズの小さなデータなら、それなりのレイアウトが存在します。それが自分の作りたいレイアウトと違うことも多いです。自分の作りたいレイアウトばかりデザインしているのも良いですが、 違うタイプのレイアウトをデザインするのも勉強になります。
そのうち皆さんにかっこいいデザインのゲームを提供できるよう、今日もこれから勉強しますか。

                                  藤井

※1:紙媒体への出力データは、緻密な出力が可能なのでデータ量が大きい
※2:オープニングムービーは例外
※3:2・3年程前のデザイン会社はウェブデザインの仕事が少なく、大抵紙媒体の仕事だった