ゲームグラフィッカーになりたい人。読むべし。
そうでない人も読むべし。

このページを見てくれてる人。えらい!vol2

またもやゲーム風呂の当番がやってきました。前回は「ゲームグラフィッカーとしてこんな仕事をしています」みたいなことを書きましたが、今回はいよいよ私はこうしてゲームグラフィッカーになったという話をしようと思います。ゲーム業界をめざす人にとって少しでも参考になればうれしいです。もしかするとグラフィッカー以外の志望者にもちょっと参考になるかもしれませんね。

それでは始めに私がどういう経歴でこの職業についたのか書いておきます。学生時代の専攻は建築でコンピュータ関係ではありません。将来は建築設計の仕事に就こうと考えていたので、その頃はこの業界に勤めるとは思ってませんでした。ところが就職活動を始めてから進路が変化しました。不況と自分の実力不足が重なってなかなか内定がもらえない日々が続きました。そんな時同じ研究室でゲーム業界を目指している人がいて、いろいろ話を聞いているうちに自分もチャレンジしてみたくなったのです。しかし昔からゲームには興味がありましたが、実際どのように制作されているのか、また自分が何が出来ればよいのかまったく検討がつきません。その当時出来ることといえば、MacCADPhotoShopが少し出来るぐらいでした。そこで思い切って、今では有名な某デジタルスクールを受験することにしたのです。

そうしてスクールに通うことになったのですが、1年制の学校だったのでそれだけではスキルが足りないだろうと考えバイトを始めることにしました。まだ経験も浅いのにもかかわらず求人情報を探し、見つかったとたんすぐ、ある会社に電話をしてみました。すると面接するのでとりあえず来て欲しいといわれ、早速行ってみました。ところがそのとき、「作品を見せて欲しい」といわれてびっくり。どうやら作品を持っていくのは当然だったみたいで自分の無知を恥ずかしく思いました。その時まだ学校にも入ったばかりでとても人に見せれるようなものもなく「今はありません」と正直に言いました。「それだとどのくらいの実力があるのかわからないのでうちでは雇えない」ということになったのですが勉強したいのでただでもいいからやらせてくださいと粘ったら、「それじゃ簡単な仕事があったらお願いするかもしれません」という返事をもらうことができたのです。

数日後、やっぱりだめだったのかなと思い始めた頃にその会社から電話がきました。仕事の内容はデバックをして欲しいとのことでした。どんな仕事でもするつもりだったので喜んで引き受けました。そしてその後、少しずつグラフィックの仕事もやらせてもらえるようになったのです。いろいろ知らないこともたくさんあって勉強になったし、今思うとすごくいい経験になりました。
そうそうただでいいとは言いましたが給料はきちんともらえました。

そうこうしているうちにスクールを修了し、その後プログレスに入社することになったのです。ちなみにプログレスの面接の時には静止画数点と短編ムービー2点をもって臨むことができました。あとはこんなスキルを持ってますみたいなこともアピールできてよかったと思います。
スキルについては後で書きますね。

それでは私なりにゲーム業界に入れたポイントがいくつかあったと思うので挙げておきます。
その1 バイト
即戦力になる人は有利だと思います。するとどこかで経験者になる必要があります。どこかのメーカーにいきなり就職できれば問題ないのですが、そうもいかない場合はバイトをするのもいいでしょう。そこでがんばって認められればそのまま社員になれるかもしれません。
その2 スキル
グラフィックをやりたい場合ある程度の絵心が必要ですが、それに加えて技術力もあるに越したことはないと思います。コンピュータがまったく出来ませんってよりはこんなこと出来ますって方がいいですよね。
参考 個人的に役に立つと思うスキル
2DグラフィックはPhotoShopは必須です。それにIllustratorとかできるとさらに便利。あと3Dグラフィックアプリケーションを何か一つぐらいは出来た方がいいです。その他は何とかなると思います。
その3 スクール
学歴はあまり関係ないと思います。自分が何を学んできて何が出来るのかが一番重要だと思います。私の場合は建築デザインのときに3Dを2Dでとらえられるなど基礎能力を身に付け、実務的なアプリのオペレーションはスクールで学んだという感じです。
その4 タイミング
ゲームを作る会社は企業なので人材を必要としているときといないときがあります。したがってどんなに努力してもダメなときはあります。そんなときには情報収集に気を配り、常に自分を鍛錬することが大切だと思います。がんばってください。

以上です。参考になりましたでしょうか。
(注)そうそうこれらが参考にならない会社もあるので注意してくださいね。
それとアプリケーションとかは詳しく書くと長くなってしまうので割愛させていただきました。もう少し具体的に話が聞きたい、次回はこんなことを書いて欲しい、質問をしたいとかありましたら、コラム専用のメールがあるのでそちらに送ってください。その際どのコラムについての意見かを記入していただけると私が直接読むことが出来るのでよろしくお願いします。質問などには出来る限りの返事をしたいと思っています。
ただし、忙しくて返事できないことがあるかもしれません。そのときはごめんなさい。

written by Touge